一宮市で、和形屋根の修理をしました。

  • 投稿日:2022年 2月27日
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今回は、一宮市での屋根修理の様子を紹介します。
今回のお家では、屋根の状態を気にされており、自然災害の被害が無いか調べた上で、修理をしたいとの事でご連絡いただきました。

経年劣化によって割れた漆喰割れてしまった面戸部分の漆喰
黒ずんでしまった面戸の漆喰割れて剥がれている漆喰

今回のお家の屋根の状態です。
今回のお家はすでに漆喰が剥がれている箇所がありました。
漆喰は、面戸(屋根の棟の下にある隙間)部分の土の上や、鬼首(鬼瓦と棟瓦の継ぎ目)に塗られています。
今回の写真を見ると、鬼首部分の漆喰は黒ずんでしまっており、面戸部分の漆喰は剥がれて落ちているのが分かります。

ズレてしまった瓦

また、瓦が外れてしまっている箇所もありました。

漆喰は屋根に水が回る事を防いでいるので、剥がれてしまうと、雨が屋根に回りやすくなってしまいます。
また、面戸部分の漆喰が剥がれている部分は中の葺土が見えています。
漆喰は葺土が流れないように押さえる役割も持っているため、葺土が流れていってしまいます。
葺土は、和形の屋根の土台の役割をしているため、流れてしまうと瓦同士がかみ合わなくなってしまい、
瓦が外れてしまいます。

このような状態になってしまう前に、屋根には修理が必要です。
屋根の修理には何種類かあります。
・漆喰工事
剥がれてしまっている漆喰を塗りなおす修理です。
その際に既存の漆喰を剥がさないと、後に塗った漆喰が剥がれてしまいます。
・瓦止め工事
瓦同士の継ぎ目を、シリコンのボンドで接着する修理です。
本来瓦同士は形的にかみ合わせる事で固定しますが、それを更に固定化するための修理になります。
普段は大丈夫の状態でも、葺土が流れ出た事でかみ合わなくなってしまった状態や、
強い台風が来た時などに瓦が飛散しないように行う修理です。
・葺き替え工事
現状の屋根を一度解体し、屋根を新しく作る修理になります。
屋根の下には防水シートが入っており、屋根の中への水の侵入を防いでいますが、
防水シートに穴が空いてしまうと雨漏れしてしまいますが、そのためには屋根を一度解体する必要があります。
雨漏れを修理するためには、この葺き替え工事が必要になります。
大がかりな工事であるため、
・重ね葺き工事
葺き替え工事と近いですが、屋根が平らである場合には、屋根を解体せずに、屋根の上から新しく屋根を作る修理になります。
解体する必要が無いため、葺き替え工事よりも安価に雨漏りを修理できます。
・谷板金工事
屋根の形によっては、屋根と屋根の継ぎ目部分が谷になる事があり、その谷に入っている板金を交換する修理になります。
屋根の谷は水が集まりやすいので雨漏れの原因になりやすく、錆びて穴が空いてしまう前に修理をする必要があります。

屋根の修理には他にも様々な種類があります。屋根の状態に合わせた修理を選択する必要があります。
今回のお家では、漆喰工事と瓦止め工事を行う事になりました。

修理によって綺麗になった屋根の全体修理によって新しくなった壁ぎわの漆喰修理によって綺麗になった屋根の棟

こちらが修理が完了した屋根の写真になります。
黒ずんでいた面戸部分も、漆喰を新しく入れて綺麗になりました。

屋根の修理はお家の状態に応じて正しい修理をする必要があります。
屋根の種類によっても別の修理が必要になります。
どんな屋根でもきちんと適切な修理ができるように、信頼できる業者に定期的な点検をしてもらうようにしましょう。
選ばれる理由 外壁屋根相談会
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