一宮市で、和瓦屋根の漆喰の修理をしました。

  • 投稿日:2022年 3月 2日
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今回は一宮市での漆喰の修理の様子を紹介します。
今回のお家は、これまであまり屋根の状態を確認できておらず、点検も含めてのご依頼でした。

現地調査の様子

黒ずんでしまっている巴がわら下の漆喰黒ずんでしまっている面戸の漆喰黒くなってしまった小さい棟の漆喰

今回のお家は和瓦を使用していました。
和瓦の屋根には、漆喰という、白い石灰などを固めたセメントのような物が使用されています。
漆喰は、瓦にできる継ぎ目を埋めるような形で塗られており、
中に入っている土が外に出ないようにする働きがあります。

今回のお家では、既に漆喰が黒くなっていました。
雨が何度も通る事で、染みのような形で黒ずんでしまっています。
このような黒ずんでしまっている状態は、水はけが悪くなってしまっているため、
漆喰自体の耐久性が劣化しています。

おおよそ、15年ぐらいからこのような状態が見られるようになるため、
早めの漆喰の修理が必要になります。

施工中の様子


面戸の漆喰を剥がした状態面戸の漆喰を剥がした状態

こちらは施工中の様子です。
棟瓦の下の隙間にあった漆喰を剥がしました。
一度劣化した漆喰の上から漆喰を塗ってしまうと、
古い漆喰と共に新しい漆喰が剥がれてしまう可能性があるため、一度剥がす必要があります。
また、今回のお家では、漆喰が外側に出すぎていました。
漆喰が外側まで出るほど厚みがあると、雨が屋根の中に入りやすくなってしまいます。

施工後の様子


綺麗になった面戸部分の漆喰綺麗になった小さい棟の漆喰綺麗になった棟の漆喰

新しい漆喰を綺麗に塗って完成になります。
最初の写真を見比べてみると分かりやすいですが、最初の漆喰はかなり厚みがありました。
今回は、厚みにも気を付けて漆喰の修理をさせていただきました。

和形の屋根は、他の屋根と比べても比較的安価で修理ができます。
しかし、きちんとタイミングを見て修理を行わなければ、最後には雨漏れしてしまいます。

そうならないように、定期的に屋根の点検を受けるようにしましょう。



一宮市で、和形屋根の修理をしました。

  • 投稿日:2022年 2月27日
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今回は、一宮市での屋根修理の様子を紹介します。
今回のお家では、屋根の状態を気にされており、自然災害の被害が無いか調べた上で、修理をしたいとの事でご連絡いただきました。

経年劣化によって割れた漆喰割れてしまった面戸部分の漆喰
黒ずんでしまった面戸の漆喰割れて剥がれている漆喰

今回のお家の屋根の状態です。
今回のお家はすでに漆喰が剥がれている箇所がありました。
漆喰は、面戸(屋根の棟の下にある隙間)部分の土の上や、鬼首(鬼瓦と棟瓦の継ぎ目)に塗られています。
今回の写真を見ると、鬼首部分の漆喰は黒ずんでしまっており、面戸部分の漆喰は剥がれて落ちているのが分かります。

ズレてしまった瓦

また、瓦が外れてしまっている箇所もありました。

漆喰は屋根に水が回る事を防いでいるので、剥がれてしまうと、雨が屋根に回りやすくなってしまいます。
また、面戸部分の漆喰が剥がれている部分は中の葺土が見えています。
漆喰は葺土が流れないように押さえる役割も持っているため、葺土が流れていってしまいます。
葺土は、和形の屋根の土台の役割をしているため、流れてしまうと瓦同士がかみ合わなくなってしまい、
瓦が外れてしまいます。

このような状態になってしまう前に、屋根には修理が必要です。
屋根の修理には何種類かあります。
・漆喰工事
剥がれてしまっている漆喰を塗りなおす修理です。
その際に既存の漆喰を剥がさないと、後に塗った漆喰が剥がれてしまいます。
・瓦止め工事
瓦同士の継ぎ目を、シリコンのボンドで接着する修理です。
本来瓦同士は形的にかみ合わせる事で固定しますが、それを更に固定化するための修理になります。
普段は大丈夫の状態でも、葺土が流れ出た事でかみ合わなくなってしまった状態や、
強い台風が来た時などに瓦が飛散しないように行う修理です。
・葺き替え工事
現状の屋根を一度解体し、屋根を新しく作る修理になります。
屋根の下には防水シートが入っており、屋根の中への水の侵入を防いでいますが、
防水シートに穴が空いてしまうと雨漏れしてしまいますが、そのためには屋根を一度解体する必要があります。
雨漏れを修理するためには、この葺き替え工事が必要になります。
大がかりな工事であるため、
・重ね葺き工事
葺き替え工事と近いですが、屋根が平らである場合には、屋根を解体せずに、屋根の上から新しく屋根を作る修理になります。
解体する必要が無いため、葺き替え工事よりも安価に雨漏りを修理できます。
・谷板金工事
屋根の形によっては、屋根と屋根の継ぎ目部分が谷になる事があり、その谷に入っている板金を交換する修理になります。
屋根の谷は水が集まりやすいので雨漏れの原因になりやすく、錆びて穴が空いてしまう前に修理をする必要があります。

屋根の修理には他にも様々な種類があります。屋根の状態に合わせた修理を選択する必要があります。
今回のお家では、漆喰工事と瓦止め工事を行う事になりました。

修理によって綺麗になった屋根の全体修理によって新しくなった壁ぎわの漆喰修理によって綺麗になった屋根の棟

こちらが修理が完了した屋根の写真になります。
黒ずんでいた面戸部分も、漆喰を新しく入れて綺麗になりました。

屋根の修理はお家の状態に応じて正しい修理をする必要があります。
屋根の種類によっても別の修理が必要になります。
どんな屋根でもきちんと適切な修理ができるように、信頼できる業者に定期的な点検をしてもらうようにしましょう。

江南市で、棟が錆びてしまっているお家の現地調査にお伺いしました。

  • 投稿日:2021年 8月 3日
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今回は、江南市での現地調査の様子を紹介します。
こちらのお家では、以前から屋根や外壁などの状態が気になっていたようで、状況を確認するためにお伺いさせていただきました。

1 (9).jpg棟板金が錆びてしまっている屋根2.jpg棟板金が錆びてしまっている屋根.jpg
こちらがこのお家の屋根の状態です。
見てすぐにわかると思いますが、屋根の継ぎ目を塞ぐための棟板金が錆びてしまっています。
お家の金属の物が錆びてしまっている事は多いですが、棟板金が錆びてしまっている事はあまり見ません。

金属の錆は放置してしまうと穴が空いてしまいます。
もちろん、お家の外装に使用される金属材は基本的には錆に強い素材ではあるのですが、
年数が経過し、金属材の表面の錆に強い素材に傷がついてしまうと、内部から錆が発生してしまいます。
金属は「貰い錆び」という現象があり、錆びている金属の近くに通常の金属を置いておくと、錆びが移ってしまいます。

屋根の棟板金がもらい錆びしている様子.jpg

こちらの写真は貰い錆びの例になります。
アンテナが先に錆びたようで、その下にある棟板金が貰い錆びし、他の箇所よりも大きく錆びができています。

錆びにはいくつか対策がありますが、最も安価で確実な手段は塗装を行う事です。
表面に塗膜を作る事で、外部からの錆びる原因を防ぐ事ができます。
他にも板金を交換するという手段もあります。
ここまで錆びてしまっているお家の場合は、耐久性を考えて交換をお勧めします。

このお家では、屋根を重ね葺き工事を行うことになりました。
板金だけではなく、屋根全体の修理となるため、今後しばらくは雨漏れの心配がなくなります。

このお家の施工の様子はまた追って紹介しますので、よろしくお願いします。

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