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ちょっと待ってその症状、、本当に塗装しますか?
- 投稿日:2016年 11月11日
- テーマ:
一宮のリフォーム、屋根修理、外壁塗装なら
ハウスメンテナンスにお問い合わせください!!
いつもブログをご覧いただきありがとうございます!
★ハウスメンテナンスでリフォームさせていただいた施工事例はこちら★
最近やたらと多い「外壁塗装」のチラシや広告
さらには週替わりで飛び込みの営業マンが突然やってきては「塗装のおすすめです!」と・・・。
もううんざり!という方も少なくないでしょう。
しかしながらお家のメンテナンスは避けては通れないというのも事実です。
今回は本当にベストは外装リフォームの工事方法とは何か?
実際の事例をもとに、外装事業部の坂口がお話ししたいと思います。
月に一度「外装リフォーム相談会」なるイベントを開催いたしますと、様々なご相談が寄せられます。
「本当に塗り替えは必要なの?」といったご質問から
「見積もりを10社以上とったけど選択肢が多すぎて何を選んで良いかわからない!」
「建材について詳しく知りたい!」と様々です。
先日、外装リフォーム相談会にいらしたT様ご夫妻はすでにとってあった2社様のお見積もりをご持参くださいましたが、まだご納得のいっていないご様子で、弊社による調査と見積もりをご依頼になられました。
現地調査は私、坂口が伺うことに、、、
お家の調査とヒアリングを進めていくと色々と見えてきたことがあります。
ざっくりいうと以下の通り
・築25年が経過している。
・前回使用した塗料はカラーセラミックの骨材をシリコン樹脂で固めた塗料であるが、塗ってから15年を経過しており、砂状にポロポロと崩れている状態である。
・壁面にクラックが多数見られるほか、ときより雨漏りしてくる箇所もある。
・屋根漆喰の施工不良により葺き土が流れている箇所があった。
・雨樋が熱変形によりかなり歪んでいる状態だった。 etc...
以上踏まえた上で私からのご提案は、
屋根漆喰の塗り替え、雨樋の交換、そして外壁部分は金属サイディングのカバー工法でした。
※写真はKMEW製 はる一番 サンプル版
そしてT様の反応はというと、、、
「え?サイディング?え?塗らないの?」
とびっくりしたご様子。
それもそのはず、他の2社は「塗装しましょう!最近のは長く持ちますから!」と2社同じように塗り替えの提案だったようで、サイディングなんて一言も聞かなかったそうですので、、
ご提案内容の根拠はこうです。
塗装というのは液状の塗料を壁にくっつけてコーティングの膜を張るわけですが、あくまでも塗膜ですので下地がしっかりしていることが耐久性を発揮する上で重要な条件です。
そもそもカラーセラミックの骨材がポロポロと崩れているような下地を、ちゃんと塗装できようなベストなコンディションに持っていくにはかなりの労力とそれに伴ったコストがかかります。その上、クラックが多数見られた状態で雨漏りもする!ときたら、おっかなくって塗装などできません。いや、言い換えると、塗ることはできても保証はできないということです。
というこで、「かけた予算を無駄にしない工事を考える」と、おのずと金属サイディングのカバー工法のご提案に至りました。
T様ご夫妻はまだ60代前半です。あと2、30年はお元気でいらっしゃるでしょう。
しかしながら、万が一ご高齢になられてから雨漏りが再発したとなると、それを改善するコストやストレスはかなりのご負担になることが想像に難くありません。
また、築25年ですと、雨樋ももう限界といった感じです。
屋根の工事や雨樋の交換なども足場の必要になる工事ですので、できる時に一緒にやってしまうのが得策です。
相見積もり3社の中で、弊社のご提案が一番値段の張る見積もりになったのは言うまでもありませんが、T様にとっては一番ご納得のいく提案だったとのことで、工事をおまかせいただくことになりました。
(工事の進捗については、またこのブログ内でお知らせしたいと思います!)
つまるところ「外壁塗装」というのは外装リフォームの一つの選択肢にすぎません。
雨漏りは塗装工事では直りませんからね。。。
価格的に安いからといってミスマッチな施工をすると、後々になって無駄な出費が発生してしまうことになります。しっかりと細かく現地調査やヒアリングを行い、そのお家の状態にあった工法で工事することが何より大切だということです。
一生涯の大切なお家に後悔のないベストな工事をしましょう!
皆様の外装リフォーム成功をお祈りいたします!( ^ω^ )
それではまた次回。。